自分の中で低翼機を作るときに最も苦手としている部分がこの胴体フィレット。だいたい、丸い胴体に上面が膨らんだ翼を無理やりくっつけて、見栄えを良く(実機は空力的に)しようなんて、私の1桁計算機能しか持たない天然頭脳では3Dでイメージできるはずも無く、さらにそれをカバーできる技量も無いとなれば、私の製作したいリストには丸胴低翼機は載っていないのであります。でも、今回だけは避けて通れない道なので、先輩ブログの「食らえ!ピーナッツ」からお知恵を拝借してなんとか切り抜けました。

今回使ったのは、「スタイロフォーム」建築資材の断熱材です。比重は0.03ですからソフトバルサとほぼ同じ。重量的にも問題ありません。木目も無いので加工しやすいのもいいところです。適当に切ったブロックをストリンガーの間に押し込んで、タイトボンドで接着。乾いたらカッターナイフで荒削り後、直径2cmくらいの塩ビ管にサンドペーパーを巻きつけて逆アールに削ります。思ったより簡単に出来たので一安心。紙貼りだけでこのアールは出ませんから、私としては上出来でしょう。