ピーナッツスケール機を作るときの基本テクニックのうちのひとつです。主翼の翼端や尾翼などの曲線部分を作るときなどに使うテクニックがラミネートです。 複雑な曲線でも思ったより簡単に作ることが出来ます。 また、軽量なうえに強度もありますからピーナッツスケール機にはピッタリの方法です。 コツをつかめば簡単にできます。一度、お試し下さい。

主翼の翼端を例にラミネートの手順を説明します。 これは私のやり方ですから、いろいろな方法を 工夫して下さい。

型紙は図面を切り取り厚紙に貼り付けます。 2㎜位の厚さになるように厚紙を重ね貼りします。 周囲を瞬間接着剤で固め、サンドペーパーでなめらかになるまで仕上げます。 エッジは落とさないように。

目の良く通った腰のあるバルサから1.5~2.0㎜幅で2本、長めに材料を切り出します。 厚さは0.5㎜以下になるようにサンドペーパーををかけます。

片方の先、5㎜位を瞬間接着剤で接着します。 接着剤が乾いたら、材料全体を水で湿らせて曲げたい方に少しクセを付けます。 指で軽くしごく感じです。

型紙の周囲にロウソクの「ろう」をまんべんなく塗り、ツルツルになるぐらい ティッシュペーパーで磨きます。 材料の先端 5㎜を型に合わせマスキングテープで留めて置きます。

材料と材料の間に低粘度の瞬間接着剤を少量、流します。テープの方から少しずつ 材料を型紙に押しつけ瞬間接着剤を押し出すような感じで接着して行きます。

型紙の端まで接着できたらマスキングテープで留めて置きます。 接着剤と水分が乾くまでこのままにします。

よく乾いたら型紙からはずします。先ほどの「ろう」が少ないと、うまくはずれません。 材料同士が完全に接着されているか良く見て、もしも隙間があったら瞬間接着剤を流し込みます。

できあがったものを翼端に取り付けるとこのようになります。 思ったほど難しくありません。何度か練習すればすぐにできるようになります。

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これもラミネートで作った水平尾翼です。 中央で切れていますが作るときは一度でグルリと作りました。