ステップ1:ゴムを積んだ状態で主翼の25%に重心をもってくること。
- 計算機と定規を使って重心位置に記しを付けます。推測で行わないでください。
- ゴムを均一に巻き込まれる程度に巻き、そこでプロペラを小さなピンかテープで止めます。
- 鉛等を使って、正確に測った重心位置に調整します。
- ゴムの長さや太さを変えたときでもこの重心位置を変えてはいけません。
ステップ2:少しゴムを巻いた状態できれいに滑空するよう、水平尾翼を調整します。
- 水平尾翼は調整できるように前縁もしくは後縁を接着せず、いつでも必要なときに調整できるようにします。少なくとも5度の調整を可能にします。
- 前縁もしくは後縁の接着していない方の上か下にバルサの切れ端をはさみ、取り付け角度を変えられるようにします。
- きれいな滑空が決まったら水平尾翼はその場所で固定し、取り付け角が変わらないようにします。
ステップ3:その後のすべての飛行調整はノーズのスラスト変更で行います。
- 機体製作中にノーズソケットのプロペラスラスト角をあらかじめ決めておきます。右サイドスラスト3度、ダウンスラスト3度になるように加工してください。
- それ以上の角度を付けた場合を想定してプロペラがノーズのカウル部分に当たったり、ゴムがどこかにこすれたりしないようにチェックしてください。
- スラスト角の調整はノーズソケットにバルサの切れ端を接着して行います。
- まず、100回程度巻いて、左旋回する機体はサイドスラストをで右に修正します(高翼機の場合)。低翼機は反トルクを利用して、左旋回させる方が一般的です。
- ストールする場合は、ダウンスラストを増やして調整します。
- きれいに飛行するようになったら500回に巻き数を増やします。そして900回巻いても同じように旋回で飛行すれば、使用するゴムの最高巻き数まで巻き込んでください。